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2025-10-12

マツタケ

ずいぶん秋らしくなりました。

今週は秋の花を植える準備をする予定でしたが、腰を痛めた夫が「やるなら俺のことは当てにするなよ」と逃げられました。
植え替えだけならわたしだけでいいけど、土の入れ替えとなるとやっぱり夫の手を借りないと無理。

「俺のありがたみがわかったろう」
痛めた腰を手でさすりながら、ふんぞり返る夫。
湿布でも貼ってやろうかなと思ったけど止めときました。

さて、今週の木曜日は夫の誕生日でした。
美味いものが食べたいという夫の願いで、秋の味覚を求め八百津、中津川にドライブとなりました。

最初に向かったのは八百津市の知る人ぞ知る、別名マツタケ市場の後藤食品。

秋のシーズンともなると外観からは想像もできない量のマツタケが所狭しと並び、平日でも駐車場が満杯になるのは珍しくありません。

後藤食品

お目当てのマツタケは店内の入口近くに並べられていましたが、あの独特の香りはさほどではありません。

それもそのはず、国産は岩手県産のみでカナダ産とチベット産が大半です。

岩手県産のマツタケは5本で28,000円。

チベット産は安いもので8,000円ぐらい。

値段で選ぶならチベット産ですが、正直、気が進みません。
かと言って岩手県産は手が出ないし・・・

マツタケが高いのは最近に限ったことではありませんが、平成29年にこの店で買ったときは信州産で9,800円でした。

見た目で味はわかりませんが、大枚はたいて岩手県産28000円を買う気にはなれません。

今夜のマツタケご飯と土瓶蒸しは諦めましょう。

気を取り直して中津川へと車を走らせます。
最近のナビはいろんな機能がついてて便利ですが、道案内に関してはけっこういい加減というか適当に選んでいるとしか思えません。

後続車も対向車もない、くねくねした細い山道を延々と走らされ、おかげで中央道瑞浪インターに着くころには車酔いでダウンです。

「昼ご飯、食べられる?」
心配しているのかわたしに気を遣う夫は鼻歌まじりの運転で体調は絶好調のよう。
あれほど腰が痛いと言ってたくせに痛くないんかい!

録り溜めておいた音楽を車内で聴きながら流れる外の景色を眺めていると、車酔いは何処へやらお腹が空いてきました。

中津川駅前にある料理屋の勝宗に着いたのはそれから一時間後。
昼時が少しずれたせいか店内は閑散としていました。
おかげでゆっくり食べられそうです。
ここは昭和初期に建てられたという古い日本家屋で、店内はまさに昭和そのものでした。

勝宗
勝宗
栗御膳

量は少ないですが品数が多く、どれも手が込んでいて家庭では味わえないお味です。

栗おこわ

ほっこほこの栗おこわはお世辞抜きで一級品。
栗きんとんも美味しかったですよ。小さいけど。

出掛けるまでは栗きんとんは名古屋でも買えるから、今年は中津川でしか買えない栗菓子にしようと決めていたけど、この一口で心が変わった軟弱な私たち。

食後は中津川駅前にあるにぎわい特産館へと向かいます。

 

にぎわい特産館店内

平日だというのに大勢の観光客で賑わう店内

店内には中津川市内の和菓子屋さんがたくさん出店しています。
おかげであちこち店を巡る必要がありませんが、商品の量が少ないのか人気の栗菓子は早くも売り切れていました。

川上屋の栗きんとん。期待に違わぬ味でした。

美味しいものを食べたり、買い物をしたりと楽しい時間は過ぎるのは早いですね。

夕方の混雑に巻き込まれないよう早めに現地を出ましたが、久し振りのドライブは思いのほか疲れました。

それにしても今年もやっぱり我が家はマツタケと縁がないのでしょうか。