新聞に長野県阿智村の「ヘブンスそのはら」の紅葉が見頃と出ています。
明日の休みは、冬に向け花の植え替えをするか、紅葉を見に行くか、どっちにする?と夫に聞くと
「植え替えはあんたが早起きしてやればいい。あしたは紅葉を見に行こう」
さっきまで普通にしていたのに急に足が痛い腰が痛いとさすり出す夫。
下手な芝居はやめて欲しいんだけど。
しかたがありません。ここは泣きつくことにしました。
「土作りはわたしには無理よ。花が植えられるまではお願いだからやって」と頼むと
「わかったわかった」としぶしぶ承知の夫。
へへへ、一件落着。明日は一年ぶりの紅葉見物です。
翌朝、いつもより早く起き空を見上げるときれいな青空が広がっています。
昨年は、「ヘブンスそのはら、いま紅葉真っ盛り」の記事に騙され(?)たので
今回の紅葉見物は岐阜県せせらぎ街道に決定。
高所恐怖症の夫は高速道路の高い橋が苦手なので一般道で行くことにしました。
国道22号線を走り岐阜市内を抜けると金華山の頂上に岐阜城が見えまてきました。
いったいどうやってあんなに高いところへ建てたのでしょうか。
それにしても、下道は信号待ちや渋滞で時間がかかります。
関市を超えた辺りで高速道路に乗りましたが、すでに時計の針は十一時三十分を過ぎました。
せせらぎ街道のパスカル清見で昼食と思っていたけど、それまでお腹が持ちそうにないので予定変更。
郡上八幡インター手前のサービスエリアでみたらしと五平餅、追加で牛肉コロッケをいただきました。
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ベンチによっこらしょと腰掛け「いただきます」
隣りのベンチではわたしたちよりもう少し年を召した夫婦が仲良く団子を食べています。
気のせいでしょうか。名古屋で食べる団子より美味しい!
お腹も膨れたところでせせらぎ街道に向かってふたたび出発進行。
平日だから車の数が少なくて快適だねと車内で話していたのも束の間、パスカル清見(道の駅)に着くと駐車場は満杯です。
なんとか空いたところに車を停め、レストランの裏手を流れる馬瀬川でパチリ。

オレンジと黄色のグラデーションがなんとも素晴らしい。
ただし、ここはカメムシが大量に生息しているようで足下には死骸がそこら中に落ちていました。
普段なら、ここでお土産を大量に買うところですが、なんでも値上がりで値札を見ただけで気持ちが萎えます。
そういえば、ここも「熊が出没」の張り紙がありました。くわばらくわばら
ここを後にして次は西ウレ峠に向かって車は走り出します。
道中、車窓から眺める紅葉の素晴らしさに思わずため息がもれます。
車を停めて写真を撮りたいところですが、駐車場に車を停めるまではガマンです。


ここにも熊出没の張り紙が。
もし本当に出たら・・・と思うと散策道を歩くなんて100パーセントあり得ません。
さらに高山方面に向かって車を走らせると(夫が)、素晴らしい風景が目に飛び込んできました。


あゝあと何年、こんな景色を楽しむことができるのでしょうか。
「俺より長いことだけは確実だ」
痛む腰をさすりながら呟く夫。
帰ったら湿布を貼ってあげるから大丈夫よ。