不動産会社の新入社員がまず最初にやらされること何だと思います?
答えは、物件を見ることなんです。
とにかく物件を見ること、いい物件も悪い物件も、高い物件も安い物件も
偏見無くとにかく一件でも多く見ることなんです。
不動産会社の営業マンといっても、みんなが宅地建物取引主任者の資格を
持って いるわけではありません。
昨日まで車のセールスだった人から経理をやってた 人まで、とにかく前職
はいろいろです。
そんな人達が、ある日いきなり不動産会社 の営業マンになるわけですから
教える方は大変です。
大手不動産会社の場合は、 入社するとすぐに研修を受けさせられるのです
が、こんなものは実際の実務で はまるで役に立ちません。
そこで、先輩社員が新入社員ににまず最初にさせることが現地をたくさん
見させることなんです。
現地さえたくさん見ておけば前職が何であろうと、キャリアがまったくな
い人 でも、次第に物件の良し悪しがわかってくるのです。
ここで大切なポイントは2つ。
ひとつは物件の良し悪しを図面や数字で判断しないこと。
不動産の場合は図面や数字では絶対に表せないものがあるからです。
周囲の環境とか、その物件が醸し出す雰囲気は現地を見ない限りわかりま
せん。
スポーツ観戦やコンサートに通じるライブ感が一軒の家にもあるからです。
二つ目は、集中して見ること。
だらだらと時間をかけて見ても得るものは少ないです。
見ないよりはましかもしれませんが、どうせ見るなら集中して徹底的に見た
ほ うが物件を見る目を養う効果は絶大です。
マイホームを探しはじめたあなたも、まさに新人の営業マンと同じ。
いい家を探すには、いい家を見極める目を養うのが先決です。
偏見を捨ててとにかく現地を見てください。
きっと納得できるいい家が見つかりますよ。