よくお客様から質問されることに、「今が買い時なんでしょうか？」
という質問があります。
たしかに、住宅ローン金利は１０年固定型金利で１．４５%と、これ
まででは考えられない低金利で、まさに史上最低。
さらに住宅ローン減税も年々縮小されていることから、金銭面で考
えるなら今は買い時といえるでしょう。
しかし、それで結論付けできないところに悩みがあります。
先日のお客様がそうでした。
探し初めて早三年。さんざん探してやっと気に入った物件が見つかり
さて契約をとなったところで、「知り合いに聞いたら不動産はこれから
まだ下がるって云われたので今回は購入するの止めます。」
もちろん単なる断り文句なのかもしれませんが、こういう言葉を聞くと
少しがっかりします。
昔から「不動産は欲しい時が買い時」と云われています。
まさしくその通りだと思います。
私たちがこんなことをいうと「売りたいからそんなことを言ってるん
だろう。」と勘ぐられますが、決してそうではありません。
なぜならマイホームの購入は投資ではないからです。
不動産を投資物件としてとらえるのなら、いろいろと考えなければ
ならないこともあるでしょう。
でも自分や家族が生活していく場として考えるのなら、時期につい
てはあまり深く考える必要はないのではないでしょうか。
損か得かで考えるより、欲しいか欲しくないかで考えればいいと私
は思います。
自分たち家族にとって「今」必要なのか必要でないのか・・・
毎月の支払いはできるのかできないのか・・・
そんなことで考えればいいのではないでしょうか？
コンピューターを購入する時も同じような質問があるそうです。
３ヶ月で新商品が発売されるコンピューター業界、購入時期につい
てはこんなジョークがあるそうです。
客 「コンピューターはいつ頃が買い時でしょうか？」
店員「そうですね、死ぬ前日がいいんじゃないですか。」
客 「えぇっ！それ、どういう意味ですか？」
店員「だって一番最新機種が買えますから…」