余命3ケ月

こんにちは。スタッフの米本博です。

毎週土曜日は孫の柚季が母親とともに事務所に手伝い(?)に来る
日なのですが、昨日から体調を崩し少し熱もあるようなので、大事を
取って本日は家でゆっくり静養。

もちろん、母親の看病が必要なので、丹羽明子も本日はお休みです。

さて、ここ最近ですが、自分自身の胃腸の調子が良くないこともあり
病いに関する本を買いに行くことにしました。

本なんかより早く医者に診てもらった方が・・・
という妻の声にそれもそうだなと思うのですが、さりとて何の知識も
持たずに診察を受けるには少々抵抗があります。

もちろん、素人がたかが数冊の本を読んだぐらいで、どうにかなる
わけではありませんが、それでも基本的なことを知っていれば、医
師に質問する内容も変わってくるのではないでしょうか。

さて、目当ての本をレジで精算し帰ろうとしたそのとき、売り場の
「いま、話題の本」と称したコーナーに並べられたある本に目が行き
ました。

『がん治療で殺されない七つの秘訣』
『余命3ケ月のウソ』

ご存じの方も多いと思いますが、慶応義塾大学付属病院に勤務する
放射線治療専門医の近藤誠氏は、現代のガン治療を徹底的に批難
している方です。

近藤医師によれば
・ガンは治療しても治らない
・治るガンはそもそも本物のガンではない
・ガン手術は患者を苦しめるだけ
・手術しない方が長生きできる
・長生きしたければがん検診は受けない方がよい
などと、ガンに対する認識を根底から覆しています。

わたしの母はガンで亡くなっています。
母が52才、当時わたしは19才でした。

医療水準が現在とはいかに違うとはいえ、ガン手術後の母の苦しみ
は壮絶なものでした。
40年以上過ぎた今でも鮮明に憶えています。

叔母は数年前に、やはりガンの手術を受けましたが、結局一度も
退院することなく、そのまま病院で亡くなっています。

近藤医師が言うように、手術をしなければもっと長生きできたかも
しれません。

また、長生きできなくてもあれほど苦しむことはなかったかもしれま
せん。

日本人の二人に一人がガンで亡くなる時代ですから、わたしのよう
にガン家系でなくてもガンにかかる確率は50%です。

自分の体調の悪さも重なって、その本を読まずにはおられませんで
した。

読み始めると、とにかく驚かされることの連続ですが、それにしても
よくぞここまで書いたな、というのが実感です。

この本を世に出したことで、近藤医師は医療の世界に生きる多くの
人を敵に回したことでしょう。

にもかかわらず自分の主張を貫く姿勢には、たとえ従事する業界が
違うとはいえ、共感を覚えます。

近藤医師の主張には多くの異論がありますが、わたしは信じます。

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