私は昭和10年生まれで今年75歳、後期高齢
者になりました。24歳で大手メーカーに入社、
44歳の時にD市に土地を購入し、ここに家を
建築していました。
その後、大阪や広島を転々とし、この間住宅
ローンを払い続けていました。ローンの金利は
当時8.7%でした(40年くらい前は9.48%
だったと思います)。
2,800万円で購入した住宅ローンの毎月の
支払いは、247,000円でした。
私が40歳代の頃は、高度成長期の真っ盛り
で若い私も高給取りの部類に入っていました。
ですので毎月の支払いは大きかったですが空家
にしたまま、各地を転勤してまわってもさほど
生活は圧迫しませんでした。
20年ほど前に、この住宅を売却し、新たに
建売住宅を購入しました。この時の物件の価格
は4,300万円で処分した住宅の現金と手持ち
のお金を頭金に充てました。
足りない分の2,020万円は、住宅金融公庫か
ら「ゆとり返還」というローンを組みましたが
固定金利が終わった10年後の金利は7.3%に
もなってしましました。
平成 3年3月2日 2,020万円借入
平成22年2月 1,306万円残高
金利 7.3%
毎月の支払い 143,587円
返済完了 平成2020年
(あと10年)
現在のローン残高は1,300万円で、いま
住んでいる4,300万円クラスの中古住宅は
軒並み価格が下落し1,500万円くらいにな
ってしまいました。
なんと私の今のローン残高並みになっています。
先に述べたように、私は1,300万円の住宅
ローンに毎月14万円もの支払いを強いられて
いますが、現在の金利ですと1,500万円の
中古住宅を購入した場合、
物件の価格 1,500万円
借入額 1,500万円
金利 1.25%
借入年数 25年
毎月の返済額 58,245円
というように、家賃並みの支払いで持ち家が
実現します。住宅ローンには生命保険もついて
おり、何よりも持ち家に住む満足感は、なにも
のにも代えがたいものがあります。
私も妻も10年以上前から年金が支給されて
おりますが、その金額は普通の人の給料にも相
当しますから、何か申し訳ない気がします。
現在30歳~40歳代の人の年金はどうなる
のか他人事ながら心配になってきます。多分、
年金をあてにした生活は不可能ではないかと思
います。
今からローンの支払いが始まったとしても、
60歳を過ぎた頃には支払いも完了しますから
今こそ持ち家取得のチャンス到来ではないかと
思います。
結婚した直後などは賃貸アパートや賃貸
マンションに入るのは当然のことだと思います
が、毎月の家賃は大家さんのところにいき自分
の資産形成にはまったくなりません。
買主側に立った「持ち家コンサルタント」的な
親切な不動産業者を探し、いろいろと相談して
みてください。
このチャンスを逃さないように、素晴らしい
人生を送ってください。