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2025-10-18

アドバイスはいらない?

先日、新聞記事の「はじめてのマイホーム」という特集で、ファイナンシャルプランナーがつぎのように語っていました。

『家は一生に一度の大きな買物。スーパーで大根を買うのとは訳が違います。家を買うときはじっくり検討し、ときには信頼できる人に相談することが必要です』

このアドバイスを聞いてみなさんはどう思われますか?

なるほどと思った人もいれば、言われなくてもわかっていると受け止め方は様々だと思います。

 

じっくり検討し・・・なるほど確かにそのとおりです。
でも、家を買おうとする人が、はたしてじっくり検討もしないで買うことってあるでしょうか。

 

わたしはプロのアドバイスとしては当たり前すぎて物足りなさを感じます。

先のことはわからないから不安

ローンで生活が苦しくなるのは避けたい

定年後もきちんと返済できるか心配だ

 

当社に家を買いたいと相談に来られる方の多くが大なり小なり不安を抱えています。

少なくても衝動買いをするような人や、後のことはなるようになるさという軽い考えをしている方にはお目にかかったことがありません。

 

人は相談を受けると、相談者に後で恨まれたくないから、もっともらしいことや無難なことしか言わないものです。

よく考えた方がいい・・・

慎重に・・・

あわてることはない・・・

探せばまた出てくる

 

こんなアドバイスなら、だれだって言えます。

 

わたしは、20台の頃に初めて家を買いました。
不安はありましたが買うと決めた以上、誰かに相談しようとは思いませんでした。

なぜなら、住むのは自分、自分にとって住みやすいかどうかは自分にしかわからないと思ったからからです。

 

もちろん、ローンですから返済は長期に渡り、先のことを考えると不安はありました。

でも、現金で買わないかぎりローンは避けられない問題です。

どこかで腹をくくらないと先に進むことはできません。

 

友人や先輩に相談したところで、彼らが特別に不動産に詳しい訳でもありません。

また、彼らがそのアドバイスに責任を取る訳でもなく、むしろ余計なアドバイスは決断の妨げになると思いました。

 

もちろん、誰だってマイホームで失敗したくありません。

いざ購入となれば、不安でだれかに相談したいという気持ちは当然のことです。

 

では、あなたは家を買おうと思ったとき、だれに相談したいと思いますか?

親御さんですか?

銀行ですか?

税理士ですか?

それとも不動産に詳しい友人ですか?

 

考え方は人それぞれで誰が良くて誰が悪いか正解はありません。

ただ、親も銀行も税理士も友人も、不動産のプロではありません。

 

それなのに銀行員、税理士は固い・間違いないというイメージがあるのか、彼らの言葉を盲目的に信じてしまう人のなんと多いことか。

 

不動産市場では目移りするほどの大量の物件が出回っています。

しかし、ほんとうに自分に合った物件はそうそうあるわけではありません。

 

考えてください。自分に合った物件かどうかを銀行員や税理士がわかると思いますか?

 

彼等に相談するのは資金計画や税金のことであり、物件の良し悪しは自分で判断するしかないのです。

 

不動産広告では「南道路につき日当り良好」「駅近く交通便利」「間口が広く地形良好」などといったセールスポイントが強調されますが、万人がそれを求めているわけではありません。

 

たとえば、南道路はたしかに陽当りという点で優れています。

しかし、土地の広さに余裕がないと玄関やリビングのすぐ前が駐車スペースになり、排気ガスが気になります。

また、通行人からはガラス越しに室内が見えてしまい、一日中カーテンを閉めっぱなしということに成りかねません。

 

反面、北側道路の場合は駐車スペースが北側になり、南側をお庭スペースにすることができます。
また、通行人から家の中を覗かれることもないのでプライバシーが守れます。

 

家探しは物件の長所短所にとらわれてはいけません。

大事なのは、その家は自分たちが望む生活スタイルを実現できるかどうか、そこがポイントなのです。

 

そのためには、家探しの動機(なぜ家を買うのか)、目的(新しい家でどんな暮らしがしたいのか)、そして予算、この3つを家族と徹底的に話し合ってください。

すべてを満たす家はそうそうあるわけではありませんが、焦点さえ、はっきりしていれば目の前にある好物件を見逃すことはありません。

 

わたしたちはありきたりのアドバイスではなく、あなたにとってなにが本当に良いのか、あなたと共に考え、いざ購入となったときは、安心して購入できるよう、不動産のプロとして恥ずかしくない仕事をすることをお約束します。

 

(結論)

ローンのことは銀行もしくはローン知識が深い不動産会社

税金のことは税理士もしくは税務署

物件のことは不動産会社

これが正しい相談相手です。